こがねばな (黄金花) 

学名  Scutellaria baicalensis
日本名  コガネバナ
科名(日本名)  シソ科
  日本語別名  コガネヤナギ(黄金柳)、ヤマヒヒラギ
漢名  黃芩(コウキン,huángqín,おうごん)
科名(漢名)  脣形(シンケイ,chúnxíng)科
  漢語別名  香水水草(コウスイスイソウ,xiangshui shuicao)、山茶根、黄芩茶、土金茶根
英名  
2007/04/19 薬用植物園
2007/08/13 同上

2011/08/28 富山県中央植物園

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2007/10/08 薬用植物園
 タツナミソウ属 Scutellaria(黃芩 huángqín 屬)については、タツナミソウ属を見よ。
 「和名黃金花ハ花色ニ由ルニ非ズシテ、其根色ニ基キ名ケシナリ」(『牧野日本植物図鑑』)。
 李時珍『本草綱目』(ca.1596)黃芩の釈名に、「芩(キン,qín)は、『説文』は菳(キン,qín)に作る。其の色 黃なるを謂う。或は云う、〈芩は黔なり〉と。黔は、乃ち黃黑の色なり」と。
 深江輔仁『本草和名』(ca.918)黄芩に、「和名比々良岐、一名波比之波」と。このヒヒラキは、ヒイラギソウのつもりか。
 小野蘭山『本草綱目啓蒙』9
(1806)に、「ヤマヒゝラギ延喜式 コガネヤナギ種樹家 今ハ通名」と。
 朝鮮・遼寧・吉林・黑龍江・華北・山東・陝甘・四川・モンゴリア・極東ロシア・南シベリアに分布。
 中国では、根を黃芩(コウキン,huángqín)と呼び、薬用にする。『中薬志Ⅰ』pp.448-450、『中草藥現代研究』Ⅲp.248
 なお、地方により、次のものなど多くの同属植物を、黃芩として同様に用いる。
   S. amoena (西南黃芩・滇黃芩)
   S. ikonnikovii (薄葉黃芩)
   S. rehderiana (甘肅黃芩)
   S. viscidula (黃花黃芩・黏毛黃芩)
 日本では、生薬オウゴン(黄芩)は コガネバナの周皮を除いた根である(第十八改正日本薬局方)。

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